湯シャンを続けてそろそろ1年半。
ヘナが湯シャン向きという噂を聞き、タイトル通りヘナで白髪染めをしてみました。
- ヘナ染めに興味がある
- ヘナ染めしたい湯シャンユーザー
- 染髪中、湯船につかるのが苦でない
- 少ない白髪を染めるのに美容院に行くのがもったいない
週1でシャンプーくらいのペースでいこう。
→シャンプーしなくても結構平気……?
→月1シャンプー、まだまだ延ばせそう!
と最初の予定から外れ、気づいたら湯シャンのヘビーユーザーになってきています。
すっかり湯シャンが定着したので、染髪について考えてみることに。
湯シャンを始める前から、染髪は悩みのタネでした。
髪色を変えたいわけでもないのに、ほんの少しの白髪のためだけに染髪……。
美容院でやると高い、ほんの少しのためにもったいなく感じる。
自染め・セルフカラーは上手く染められるか分からないし、美容院よりも髪に悪そう。
そこで行きついたのがヘナです。
別の目的で美容師さんのブログを見ていて、ふとヘナの記事を見つけやってみることに。
私は自染めでやっていますが、美容院にある場合も、持ち込めるところもあるそう。
今回は自染めで気をつけた方が良いこと、コストやメリット・メリットデメリットの備忘録です。
先にヘナを体験しての結論
やってよかった。
理由をあげていきます。
ヘナのメリット
主に化学薬品(ケミカル)で染めるカラーとの比較になります。
- 美容院より安い
- トリートメント効果がある
- ケミカルカラーと違い長く放置してもいい
意外にも、この「長く放置してもいい」がとても良い。
慣れてなくても、最初に塗った箇所が染まりすぎたら・傷んだらと気にせずにすみます。
湯船につかってスマホを触っていれば、あっという間ですし。
ちなみにケミカルカラーの自染めも体験済。
最初と最後で時間があいてしまい、最後の方はうまく染まりませんでした。
15分以内に流さなければいけないという制約が厳しかったです。
ヘナのデメリット
- ケミカルカラーより染まりにくい
- 色の選択肢がほとんどない
- 湯シャンだとヘナが抜けるまで時間がかかる
カラーを入れたいわけではなく、白髪が目立たなくなればよかったので、色は茶や黒っぽくなりさえすれば良し。
私はヘナに向いていました。
最後の、ヘナがしばらく残るのだけネック。
シャンプーを使わないとヘナが髪に残りがちで、少し匂いや色移りがあります。
ヘナ染めのための時間、道具コスト
時間コスト
約80分。放置時間がほとんど。
慣れればもう少し早くできそう。
塗布 | 10分 髪の長さ、量、慣れ次第 |
---|---|
放置 | 60分 商品によって15~90分 |
洗髪 | 10分 シャンプー使えば時短 |
道具コスト
ヘナ以外は家にあるものでいけます。
全部新しく用意しても3,000円くらい。
ヘナ | 安くて1000円程度 複数回分であることが多い |
---|---|
タオル | 汚れてもいいもの 塗布時の保護と髪を拭く用 手ぬぐいだとより扱いやすい |
コーム | 塗布用 カラー剤付属のものは扱いやすい 百均のおおきめのものでも |
ボウル | ヘナと水を混ぜる用 大きめの容器であればなんでも |
泡立て器 | あると便利 ヘナと水を混ぜる用 |
ヘアキャップ | あると便利 数百円で複数枚 周りに付かないか気にしなくて済む |
ゴム手袋 | あると便利 数百円で複数枚 コームだけで塗布はやや難しい |
クリーム | あると便利 手持ちのもの、ニベアなど 顔や首に塗って保護する |
ヘナ白髪染めに使う商品選び
ヘナ物語
今回使ったのはこちらの「ヘナ物語」のダークブラウンです。
ヘナは明るい方が髪には優しいので、明るめでもいいならこちらでも。
優しい理由は少し後に記載しています。
条件はこんな感じで探しました。
- 黒〜茶くらいの暗めの色
- できるだけ安価
- メリットがあれば高価でも
- 2度染め前提の商品は除く
- 口コミでそれなりの評価
インディゴ入り
ヘナ100%は白髪がオレンジに染まるため、暗い色に染めるならインディゴを混ぜることになります。
インディゴはヘナと違い多少刺激はありますが、私は頭皮と髪に良い度合いを下げてでも暗めにしたいのでここは妥協。
ヘナ物語についての感想
類似商品と比べ、やや安価なのがいい。
湯で溶くと、たまに見かける河原で草を燃やしているときのような匂いがします。
参考にしたサイトだと牧草という意見も。
この商品に限らずヘナの特徴のようですね。
あとは抹茶に湯を入れた時の匂い……のクセが強い版?
悪臭ではないですが、いい香りでもないです。
私は平気でしたが、苦手な人もいそう。
一般的なケミカルカラー(ブ◯ーネ)よりは少し染まりにくかったですが、想定内です。
ヘナ白髪染めの注意とメモ
手順に関しては、大抵の商品に手順書がついているので省略。
一部をお見せするとこんな感じ。
基本「準備」「塗布」「放置」「洗髪」です。
ここでは、その際に気をつけた方がいいことなどを紹介。
準備
まず、匂いが大なり小なり残るので、翌日人に会わない日を選んだほうがいいです。
土日休みなら金曜日など。
それからスマホのカメラなどで白髪のある範囲を見ておくと良いです。
意外と見えない側面や後頭部にありました。
ヘナ物語には手順書がついていたので、その手順通り行いました。
お風呂に持ち込んだのはこれ。
- ヘナ液(ボウルごと)
- コーム
- クリーム(使う分をラップに)
- 手ぬぐい(首肩周りの保護)
- ヘアキャップ
- クエン酸(リンス)
手順書通りだと、ショートで60gのヘナ。
私は塗りたい範囲が少なかったので、40g程度で十分でした。
頭頂部にいっぱいつけて、毛先の方はさっとだけ。
ヘナを湯で溶いたヘナ液は結構こってりめ。
マヨネーズより硬めかな?
これ、薄すぎると周りに飛び散り安いです。
水の入れすぎには注意。
保護のためのクリームは、ごそっとラップでとってお風呂に持ち込んで塗りました。
容器に水が入ったら嫌ですからね。
塗布
お風呂にて、全裸で塗布。
溶いたボウルごと持ち込んで、ケミカルカラーについていたコームで直接とって塗り塗り。
これです。塗りやすい。
私はゴム手袋なしでいけました。
見えない部分に塗るのも大事。
私は後頭部を疎かにしてしまい、結構塗り逃しが……。
塗り終わるとこんな感じになりました。
もっとひたひたにした方が良さそう。
周りに飛び散った場合、タイルはともかくパッキンは染まるので早めに流しましょう。
放置
ヘナ物語は60分目安でした。
ヘアキャップで保護し、湯船に浸かってスマホを使いながら待機。
洗髪
キシキシゴワゴワして流しにくいです。
湯だけだとかなり丁寧に、10分は流したほうがいい。
シャンプーを使うとそれなりに早く落ちました。
使わないと落ちも悪いし、翌日もヘナの匂いが残ります。
ただ、シャンプーを使わないほうが最終的な仕上がりがいい!
ヘナ染めの日の洗髪後は若干きしみあり。
好転したのは翌日の洗髪時です。
もちろん湯シャン。
染めたのは「3週間ほど湯シャンでそろそろシャンプー」というタイミングでしたが、ギトつきが明らかに軽減し、指通りが良くなりました。
もう2週間くらいは湯シャンでいけそう。
- 丁寧に湯シャンできる
- 3日くらい匂いが残っても平気
- 3日くらい色が残っても平気(タオル注意)
こちらが大丈夫なら、シャンプーを使わないほうがオススメです。
また、湯シャンユーザーならお持ちだとおもいますが、クエン酸リンスもすべき。
酸で染料を定着させるという方法で
「酢止め」
クエン酸の働きで色落ちが防げる。
クエン酸はタンパク質を凝固させる働きがあり染料を留め外へ逃げなります。ちょっと耳よりでショー -あっそれいいかも-
色が落ちにくくなるのと、指通りが良くなるので断然使った方が良いです。
ヘナには油分を落とす効果があるので、タオルドライ後は普段通りあんず油をつけています。
クエン酸リンスやあんず油など、普段の湯シャンに関してはこちらの記事をどうぞ。
乳化、しっかり染め早く落とすコツ
ヘナちょっと落ちにくいのが難点。
と言うと、先のきっかけの美容師さんがアドバイスをくださいました!
乳化が大事。
流す前に少量のお湯でもみもみすること。
調べてみると確かに有効という情報が。
乳化っていうのは
〜中略〜
頭皮・地肌に付着した薬液を
場末のパーマ屋の美容師日記
きれいにしっかりと取り除く効果と
染毛されていない部分がないように、
薬液を再度まんべんなく全体になじませる効果がある
一手間加わるとはいえ、簡単でいいですね!
次に使うヘナ候補
「ヘナ物語」に不満はありませんでしたが、興味のある商品は他にもあります。
次はこの辺りを使って、1番合うものを選びたい。
ハナヘナ
もともと、湯シャンに興味を持ったのはこちらのブログがきっかけでした。
どうやらハナヘナという商品を出してらっしゃるようなので、次はこれを使ってみようかな。
ドレッシングボトルに入れて振れば混ざるヘナ、というのが気になります。
まだまだ前のシャンプーが残っているので先になりますが、こちらも使ってみたい。
ナイアード ヘナ+木藍
リサーチの際、いろいろな記事で見かけたのが、ガスールで有名なナイアードのヘナでした。
よく見かけるということは、定番・ハズレの可能性が低いでしょうね。
50gの1回分があるのと、400gの徳用も安いのでAmazon購入がおすすめです。