こんにちは、アケタニです。
綿のシャツより、毛糸のセーターの方が静電気が起こりやすい。
子供でも知っているような常識です。
でも、静電気の起こりやすさは単純な素材だけでは決まりません。
重要なのは組み合わせでした。
静電気対策ジプシーだった
時期になると静電気がひどく、毎年あまり期待せず検索をかけていました。
「静電気 原因」
「静電気 理由」
そうするとよく出てくるのは、以下のような感じ。
- 壁や植物に触れる
- 静電気除去グッズの使用
- 保湿
- 加湿
すべて実践して、それぞれそれなりに効果はでています。
ただ、体感としては100が60に減ったくらい。
今年はふと思い立って、このように検索してみました。
するとこちらのサイトが!
今までの検索でも「素材の組み合わせ」は要因のひとつだと目に入ってはいました。
今まで見かけた記事ではたくさんある理由の1つとしてあげられていて、強く意識することがなかったんです。
素材を変える=着ている服を買いかえる、は少しハードルが高いですしね。
素材だけを強く推された記事を見たのは初めてです。
今年はこれを実践してみることにしました。
プラス素材とマイナス素材
先のサイトには以下の記載が。
素材によってプラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものとがあります。プラス素材とマイナス素材がこすれあったときに静電気が発生しやすくなります。
静電気が発生しやすいコーディネートって? より
私にとってこれは目からウロコでした。
素材にプラスとマイナスがあるなんて考えたこともありません。
もこもこしたタイプの服だと静電気が起きやすいと思っていましたが、そう単純なものではないようです。
プラスとプラス、マイナスとマイナスのように、同じ性質の電気を帯電する素材ならこすれあっても静電気は発生しにくくなります。
静電気が発生しやすいコーディネートって? より
この理屈でいくと。
ポリエステルのコートを着るならば、帯電しにくい綿よりも同じポリエステルのトップスを着た方が発生しにくいということになります。
素材の変更・統一、実践
理屈を知ったからには実践あるのみです!
早速、着ていた服の素材を書き出してみます。
コート裏地:ポリエステル100%
トップス:ナイロン70%・アクリル30%
インナー:ポリエステル40%など(ヒートテック)
マイナス・プラス・マイナスとサンドイッチ。
さらに、トップスにはポリエステルよりマイナスに帯電しやすいアクリルが入っています。
先の組み合わせで30分ほどかけて出勤しました。
で、コートを脱ぐとバーチバチバチ!と。
確かに今思い返すと、明らかにパチパチがひどい日はありました。
この組み合わせで出勤した日だったのかもしれません。
綿は帯電しにくい素材です。異なる素材同士を重ね着しても、綿を取り入れれば静電気は発生しにくくなります。
静電気が発生しやすいコーディネートって? より
また、帯電しやすい素材でも同じ素材同士の組み合わせであれば静電気は発生しにくくなります。
そもそも綿は帯電しにくいので、異なる素材同士の重ね着でも良いようです。
コート裏地:ポリエステル100%
トップス:綿100%
インナー:ポリエステル40%など(ヒートテック)
同じく、こちらの組み合わせで30分ほどかけて出勤し、コートを脱ぎました。
ほんの少しですが、パチパチします。
ですが、明らかに帯電量は少ない!
コート裏地:ポリエステル100%
トップス:ポリエステル100%
インナー:ポリエステル40%など(ヒートテック)
先のサイトを参考にすると、ポリエステルは綿と比べるとかなり帯電しやすい素材です。
ですが、ほぼポリエステルという同じ素材で構成された組み合わせ!
同じく、こちらの組み合わせで30分ほどかけて出勤し、コートを脱ぎました。
すると、全くパチパチしなかったんです!
静電気対策に有効なのは素材の組み合わせ(体感で一番効果あり!)
色々な対策をしてきましたが、まさか組み合わせでこれほど効果が得られるとは思ってもみませんでした。
気温や乾燥度合いによって違うとは思いますが、私の体験としては、
- 綿を挟むことで帯電を軽減できる
- 綿でなくとも同じ素材同士なら、それ以上に効果あり
といった感じでした。
買い直さずともある程度調整ができるのは嬉しいです。
例えば、コートが1着で調整が難しいようなら、間に綿のカーディガンを挟んでみるというのはどうでしょう。
来年からは、素材の組み合わせを意識して服を選んでみようと思います!