いい歳の大人ですが、赤ちゃん向けの電動鼻水吸引器『メルシーポット』を使ってみました。
- メルシーポットを使ってみたい(特に大人)
- 副鼻腔炎(蓄膿症)対策がしたい
- 中耳炎対策がしたい
- 準備や片付けにどのくらい手間がかかるのか知りたい
- どんなパーツがあるのか見てみたい
先日の記事でも書きましたが、今年も花粉に苦しめられています。
なんやかんやあって鼻がかめなくなり、今年は電動鼻水吸引機を使ってみることにしました。
お子さん、とくに赤ちゃんがいる方のブログやTwitterでよく見かける『メルシーポット』です!
私の子持ちの友人も聞くと3人中2人使っていて、普及率は高い様子。
※Amazonで出てくる「医療従事者ですか?」の問いに関しては後述
ベビースマイルというシリーズなだけあって赤ちゃん向け。
大人用に作られた商品ではないです。
大人である友人に聞いてみましたが、まぁ使っている子は1人もいませんでしたね。
ということで試してみました。
購入したのは最新型の『電動鼻水吸引器 メルシーポット S-503』です。
(2019/03/30現在)
大人がメルシーポットを使うに至ったワケ
大人も子どもも関係ない、鼻水とともにやってくる中耳炎
私事ですが、先ほどの「なんやかんや」の詳細を。
花粉による鼻水のせいで毎年中耳炎になってしまうんです……。
風邪気味だったり、体調が悪いともう確定です。
中耳炎、特に突発的になる急性中耳炎とは以下引用の通り。
中耳に細菌やウイルスが入り、急性の炎症がおきて膿がたまる病気です。中耳には鼻の奥に通じている耳管〈じかん〉が開いています。細菌やウイルスが耳管を通って中耳に入ると、中耳の粘膜に急激に炎症をひきおこします。このように、中耳炎はかぜをひいたときなどに鼻やのどの炎症に引き続いておこることが多いのです。
http://www.jibika.or.jp/citizens/handbook/mimi3.html
耳管が短い子どもが急性中耳炎になりやすいことは有名ですよね。
が、なぜかもういい大人の私も毎年なっていまして。
鼻やのどに炎症がおきて、鼻汁や咳・たんが出る状態が長引くときは、耳鼻咽喉科で治療をうけるとよいでしょう。また、鼻のかみ方が悪いと細菌を耳の中に押し込んで中耳炎をおこすことがありますので、鼻は片方ずつゆっくりとかむようにしてください。
http://www.jibika.or.jp/citizens/handbook/mimi3.html
鼻をかむときはかなり気をつかって、上記引用のとおりゆっくりかんでます。
なのにお医者さんに診てもらうと、私は鼻を強くかみすぎらしいです。
周りの人のかみ方の方がずっと強いように見えますが、私の鼻のかみ方がよほど下手なのか、もしくは子どものように耳管が短いなどの体質なのか。
いずれにせよ、気を使ったところで毎年かかってしまう急性中耳炎。
と至ったわけです。
副鼻腔炎(蓄膿症)対策にも
先の中耳炎が長引き、お医者さんに
「こういう症状をちゃんと治療を受けずに放置するから副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症になるんだよ」
というようなことを言われ、ビビりました。
治療はちゃんと受けましたが、鼻をかんで痛みが出ると怖かったですね……。
炎症の原因を作らないためにも積極的にメルシーポットを使いました。
また、副鼻腔炎はドロドロした鼻水が出るケースが多いようなので、予防だけでなくかかってしまった場合にも使えます。
比較:大人には向かない、手動鼻水吸引器『鼻水キュートル』
まずはためしてみたんです。手動の簡易な吸引器を。
吸わなくはないです。
ただ、これこそ赤ちゃん向けに作られているなーという感じでした。
大人が使うには以下デメリットが。
- スポイト分しか吸えないので、連なった鼻水の一部しか取れない
- ためられる鼻水の量が少ない(写真の透明な筒部分)
- 毎回分解して洗う必要がある
- 鼻水が空気穴(透明な筒から横に出ている緑部分)に流れてしまうとうまく吸えなくなる
少なくとも大人で、器用ではなく、ものぐさな私にはむきませんでした。
大人も使える?メルシーポットを使ってみた
メルシーポットを使ってみた
というわけで電動に乗り換えです。
中身を取り出してみるとこんな感じ。
上の本体に電源、チューブをつなげるだけですぐ使えます。
水の入ったコップも準備(スムーズに吸うため、掃除を楽にするため)。
鼻に入れるシリコンノズルのサイズは、一般的なボールペンと比べてこんな感じ。
スイッチを入れて起動。
そのあいだ吸い続けてくれます。
用意した水を少し吸ってチューブを湿らせた後、鼻に差し込んで……。
思わず声が出ます。笑
吸い心地としては、耳鼻科には一歩及びませんが思ったよりも強力!
付属のクリップで、吸う力をためて一気に吸う!ということもできます。
赤ちゃん向けなのでシリコンノズル小さいんじゃ?
と思っていましたが、赤ちゃんには大きそうな大人ぴったりサイズです。
不快感もなし。
1週間ほど使いましたが、失敗して痛みが出たということもありませんでした。
強いて言うなら、ぴったりサイズなので奥をピンポイントで吸うのは難しいですね。
その時は後述のロングタイプのノズルがおすすめです。
大人がメルシーポットを使ってみてのメリット
- 組み立てが簡単ですぐ使える
- 十分な吸引力(耳鼻科より弱め)
- 起動して鼻にあてるだけで楽
- 吸引ボトルが大人でも問題ないドリンクMサイズくらいの大容量
- 手動と比べると掃除も手軽(後ほど詳しく)
総合的にはとてもいいです!
大人がメルシーポットを使ってみてのデメリット
とはいえ、デメリットも上げておきますね。
- 音がそれなりに大きい(一人暮らしだと隣に聞こえそう)
- 出し入れは多少手間
- 使わない時にチューブが邪魔
- 赤ちゃんには付属のシリコンノズルだと大きいかも
深夜・早朝に使う場合はタオルで包むなど対策を。
お子さんがいれば頻繁に使うので出しっぱなしでもいいかもしれませんが、大人であれば使う機会が少なく出し入れを手間に感じる可能性も。
花粉症の時期は出しっぱなしで良いと思います。
チューブは工夫して固定している方もいらっしゃるようです。
こちらの記事が参考になりました。
twitterで見つけたメルシーポットのライフハック! – ヒノクニッキ
冬になり、子どもの鼻水吸いにかかせないメルシーポット。私も昨年購入したのですが、本当に買って良かったもののひとつです。 ……
赤ちゃん用にはシリコンノズルは別売りのロングタイプを一緒に買うのも手です。
こちらなら先は細いですし、もともと奥を吸う用なので本来の用途としても使えます。
メルシーポットを掃除してみた
メルシーポットを分解してみた
購入前に一番気になっていたのはここです。
使用したいのは1日や2日ではなく、治りの遅い中耳炎や花粉症の期間なわけで。
まずはこれを見てください。
……パーツが細かくてゾッとしませんでした?
私はしました。
大人だからこそ面倒な掃除はしたくない
ただこれ、毎回掃除しなくてもいいんです!
こちら説明書の一部ですが、推奨しているのは以下の通り。
- シリコンノズルとコネクター(ノズルとチューブをつなぐ部品)は毎回洗浄
- 1日に1回しっかり洗浄
- アルコール消毒剤をチューブに通すと簡単に消毒できて早く乾く
毎回分解して洗って乾かさなくて良いだけでかなり楽です。
ありがとうSEASTARさん!!
吸引後、吸引前と同じよう水を通せばチューブの鼻水はほぼなくなりますし、
シリコンノズルとコネクターだけならすぐ洗えます。
とはいえ肌に触れるのはシリコンノズルだけなので、
とついつい手を抜いてしまいました……。
自己責任〜と言い訳しながら。
大事な身体に使うものなので、マネはしないできちんと取扱説明書を読んで扱ってくださいね。
Amazonの医療従事者確認画面について
Amazonでメルシーポットの画面へ行くと、以下のような画面が出ます。
結論から言うと、私は「はい」を選択して購入しても問題なしと判断しました。
こちらを調べてみると、日経メディカルのFacebookに行き当たりました。
一言で表現するには複雑でしたので、詳細は上記リンクからお願いします。
どうしても不安な方は、先の確認画面の出ない楽天やYahoo!ショッピングからどうぞ。
そういうわけで、電動鼻水吸引機『メルシーポット』、大人が使うにもおすすめです!